チョコレートをこよなく愛するスイス人。
スイス人1人当たりの年間消費量は、なんと『世界一』なんです!
スイス人の家に行くと必ずと言っていいほどチョコレートがストックしてありますし、
スイスのチョコレートは味のバリエーションも沢山あり、何より 本当に美味しいです!
そんなチョコレート大国スイスで、大人気のチョコレートブランド『Cailler カイエ』の工場を見学してきたので、今回は『カイエのチョコレート工場』についてご紹介します。
海外旅行時の参考になれば嬉しいです。
Cailler (カイエ)とは?
カイエ(Cailler)は200年以上の伝統を誇る、スイス最古のチョコレートメーカーです。
19世紀にフランソワ·ルイ·カイエにより創立され、フランソワ·ルイ·カイエは世界で初めてチョコレート工場作った人物であると言われています。
カイエのチョコレートはスイス国内のスーパーでは必ず見かけるので、スイス人でカイエを知らない人はいないんではないでしょうか。
スイスのチョコレートメーカーは他にもLindt(リンツ)、Toblerone(トブレローネ)などがありますが、カイエのチョコレートは他メーカーと比べると、特に濃厚でクリーミーな味わいが印象的です!
メゾン・カイエ(チョコレート工場)の見所
ここからは、メゾン・カイエ(チョコレート工場)の見所を詳しくご紹介していきます。
メゾン・カイエ(チョコレート工場)にはツアーがあり、チョコレートの歴史、カイエーの歴史をアトラクション形式で学ぶことができます。
今は甘い固形のチョコレートを当たり前に食べることが出来ていますが、その昔、チョコレートは甘いチョコレート菓子ではなく、甘みもないビターな飲み物として王族や貴族の間で飲まれていたそうです。
そして、『神様からの贈り物』と言われ、儀式などでも飲まれる一般庶民には手に入らない貴重なものでした。
そんな飲み物が、どのようにして現在私達が食べている、甘いミルクチョコレートになっていったのか、、
あまり詳しく書くとネタバレになってしまうので、詳しく知りたい方は実際に行ってチョコレートの歴史について学んでみて下さい。
ツアー前にチョコレート型のオーディオガイドを借り、ツアー中はいくつかの部屋を回り、アトラクションを見ながら、オーディオガイドで音声を聞きます。(オーディオガイドもツアー料金に含まれています)
オーディオは英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語、韓国語、中国語、日本語など色んな国の言語から選べます。
2年前に行った時は日本語の音声ガイドはなかったのですが、今回は日本語の音声ガイドもあったので、より詳しく理解することが出来ました!
チョコレートの歴史、カイエ(Cailler)の歴史を学んだ後は、カイエでチョコレートを作る時に使用している原材料のカカオ豆、ナッツ、ココアバターなどを、見たり、香りを楽しんだりするコーナーがあります。


※ヘーゼルナッツ↑

※ココアバター↑
以前は原材料を触ることが出来たのですが、今は新型コロナウイルスの関係で、触る事はできなくなっていました。 でも、見た目と香りだけでも十分楽しめますよ!

また、ツアー中、館内の壁などいたるところに以下のようなチョコレートのマークがあります。↓
オーディオガイドをこのマークにかざすと、さらに詳しい説明を聞くことができます。
上のチョコレートマークは館内に数えきれないくらい沢山あって、私は全部は聞きませんでしたが、時間に余裕がある方は全て制覇してみるのも面白いと思います!
実際にチョコレートを作っているところを見ることができる
工場内ではカイエ(Cailler)で大人気のチョコレートバーがどのような機械で、どのような工程で作られているのか見学することができます。


見学しながら進んでいると、、

スタッフの方がパッケージが済んだ出来たてのチョコレートバーをくれました!
出来たてのチョコレートって、あまり食べられる機会がないので特別感があり凄く嬉しかったです!
このチョコレートバーはカイエの人気商品&定番商品なので、スーパーでも気軽に購入できますよ。
カイエのチョコレート工場の一番の魅力が『テイスティングコーナー』(試食コーナー)があること!

試食してから、気に入ったものをお土産コーナーで買うことができるので、試食コーナーで色んなチョコレートを試してお気に入りを見つけてみてください。

以前は大きな1つのプレートに沢山チョコレートが並んでいて好きなチョコレートを1つずつ手で取って食べる形式でした。
しかし今は、新型コロナウイルスの影響で、1つのお皿に4種のチョコレートが乗っていて、お皿ごと取って食べるスタイルになっていました。
ツヤツヤで美味しそうなのチョコレートがズラーっと並んでいて、見ているだけでも幸せな気分になります。
食べていい量に制限はないみたいですが、食べすぎて気分が悪くなってもいけないので、ほどほどに楽しみましょう。
工場見学ツアー中、トイレが見当たらなかったので、見学前にトイレは済ませておいた方がいいと思います。
ツアーがスタートしてから最後、試食するまでにかかる時間は私は約40分ぐらいでしたが、1つ1つのコーナーをゆっくり見たり、小さいお子さんが一緒だと、1時間くらいかかる方もいると思います。
トイレはお土産SHOPの近くにありました。
スイスでは、デパートやミュージアムなどのトイレは有料であることが多いのですが、カイエーの館内では無料で利用することができました。
工場見学ツアー チケットの値段は?
チケットの料金は以下の通りです。
●大人:15chf(日本円で1800円ぐらい)
●学生、高齢者、障害者:12chf(日本円で1400円ぐらい)
●16歳までの子供:親と一緒に入場で無料
16歳まで入場料無料は、小さなお子さんがいる方には嬉しいですよね。
私は大人料金の15chfを払って入場しましたが、美味しいチョコレートが食べられて、スイスのチョコレートについて日本語で学べるので、15chf払う価値は全然あると思いました!
お土産SHOPは絶対行くべき!
ツアーの内容はほとんど毎回同じですが、お土産SHOP内の商品は定期的に入れ替わるので、何度行っても、毎回 新商品が出ていて楽しいです!

広い店内には壁一面にチョコレートが!!!↓
スイス人の75%がミルクチョコレート、20%がダークチョコレート、5%がホワイトチョコレートを食べているそうです。
なので、味に迷ったら とりあえずミルクチョコレートを買っておけば間違いないと思います!

チョコレートの他にもTシャツ、ぬいぐるみ、文房具などの小物も充実していますよ。↓
チョコレートも小物も種類が豊富なので、何を買うか毎回迷います(笑)
是非色んな種類を試して、お気に入りを見つけてみてください。
私のおすすめチョコレート
『種類が豊富過ぎて何を買ったらいいかわからない!』という方のために、私のイチオシをご紹介します。
1、Ambassador Pralinen(アンバサダープラリネ)


カイエは板チョコタイプのチョコレートも人気ですが、このアンバサダーシリーズが個人的に一番おいしいと思います!
1つ1つが凄くクリーミーで口の中でとろけます。
さらに、1箱で15種類もの味を楽しめるのも魅力です!
通常は1箱17CHF(日本円で2000円ぐらい)ですが、期間限定ので2箱で17CHFで買うことが出来ました!
2、ココアパウダー


このココアパウダーは通常のココアパウダーよりチョコレート感が強くてチョコレート好きに凄くオススメです!
1箱に10袋入っています。
ホットココアとしてはもちろん、冷たい牛乳に混ぜても美味しいので1年中楽しめます。
暑い時期はチョコレートを買うと、日本に着いた頃には溶けてた!なんてことがよくあります。
でも、ココアパウダーだったら溶ける心配もないので安心ですし、重さも軽いのでお土産にも最適です!
工場見学ツアー前、お土産SHOPが、美味しそうなチョコレートが並んでいるので、ついついすぐに買いたくなるのですが、ツアー中は結構歩きますし、工場内の写真撮影もできるので、手が塞がっているとなにかと不便です。
そのため、お土産SHOPでチョコレートを買うのは、工場見学ツアーの後がオススメです!
また、夏など暑い時期は溶けやすく品質が落ちる可能性が高いので、お土産で買う際はなるべく帰国前ぎりぎりに購入するのがおすすめです。
スーパーにもカイエのチョコレートは売っているので、私は限定品やディスカウント品は館内のSHOPで買って、スーパーでも買えるものは、帰国直前にスーパーで買うことが多いです。
まとめ
今回は 大人も子供も楽しめる『スイスのカイエ(Cailler) チョコレート工場』についてご紹介させていただきました。
私は今までに4回、こちらの工場に行ったことがありますが、今までは日本語のオーディオガイドがなくフランス語のオーディオガイドで説明を聞いていて、理解できていない部分が沢山ありました。
ですが、今回は日本語のオーディオガイドが導入されていたので、より詳しく知ることができ大満足の工場見学でした。
やっぱり母国語で学ぶのが一番ですね!
チョコレートの歴史は奥が深く、ツアー中は結構速いペースで進んでいくので、一回のツアーで全てを理解するのは結構難しいです。
その為、何回行っても毎回新しい発見があり、何度行っても楽しめます。
チョコレート好きにはたまらない観光スポットですので、スイスで本場のチョコレートを堪能したいという方に凄くオススメです。